戸島 敏明  

BSモーター

原動機付自転車

2サイクルガソリンエンジン 35ccと50cc

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 当時、このチッチャイエンジンの開発に携わったが、社内では研究所を入ってすぐの部屋で、チツチャイ動力計でビンビン回していた。社外での走行テストもよくやった。
エンジンとは、どういうものかが分かりかけてきた頃だ。
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 東京-大阪間の「エコノミーラリー全国大会」が挙行された時には、畳半分位の大きなポスターのモデルとなり全国の自転車店、バイク店の店頭に張り出され、スゴーク気分よかった。
撮影は晴海埠頭で行ったが、上下皮の黒装束で、結構格好良かった?と思う。ポスターもほかの写真も手元にないのが残念だ。
 2サイクルエンジンの大御所だった東大の富塚教授や 、ほか多数の有名な先生方も参加されていた。
 私の先導で進行することになり、早朝BS京橋本社前を出発したが、早速都内で道を間違い、すまして走り無事正規のコースの国道1号線にたどり着いたときは、ほっとした。
 途中静岡市に1泊し、翌日浜松市内では、雨に降られたが、小型トラックに激突され、私はリタイヤした。
BSモーターは大破したが、運良く怪我をしなかった。しかしいろんな意味で痛かった。
 たしか1位の燃費成績は、大阪までの約600Kmで、リッター当たり120キロ以上だったと記憶しているが、当時としてはすごい記録だった。
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 日光、正丸峠、箱根などあちこち出かけたが、その中でも特に印象に残っているのは、箱根駅伝コースでおなじみの箱根登りのテストをよくやった。最近の駅伝では、箱根登山鉄道の電車をきちんと止めて走者を優先させてくれる。我々の仲間で当時電車を止めるやつがいて、怒られたことがあった。
 エンジンのパワーだけでは登れないので、ペタルで補助しながら誰が早く着くか競争しながら登った。

 箱根を越え熱海に向かった時は、村山さん(後に北海道大学教授に転職)は、途中で転び顔面制動したり、また急に消えた(いつの間にか居なくなった)。誰も知らずに熱海の宿に先に行ってしまった。引き返してどうしたのか探したところ、深い側溝の中に落っこちていた。傷だらけの教授になったと思う。

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 所沢の行政道路では最高速テストをよくやった。Max40から50KM/hしか出ないが、自転車だから結構楽しい。ところがシリンダーやコンロッドメタルの焼き付きが急に発生する。急激にブレーキがかかるのでご用心ご用心・・回避するテクニックもうまくなった。

会社構内の中央道路は、200mのコースがとれたので、そこで電報配達用として採用するための検査などをよく行った。
ここでも村山さんがやっちゃった。中央道路から本館の前を回り再び中央道路に戻ってくることをやっていたが、村山さんは帰ってこない。行ってみると本館前の旋回でよく転んでいた。
 BSモーターは、全国の電電公社に100%採用され、電報配達用として、青い自転車に黄色いエンジンとして、全国どんな田舎に行っても走っていた。そのため全国の電報局で講習会を開くため出掛けた。能登半島先端の珠洲の電電公社に行ったときは、昼休みにマージャンをやってるのには一寸うらやましかった。会社からの出張旅費と公社からも指導料を沢山貰い、当時金欠病だったときだけに凄く助かった。

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 また四国一周した際は、私一人だけど「東京からサービス斑来る」と言ってサービスカーに乗り「BSモーターを持っている人は無料診断します」と、囀りながら洋画のBGM (たしかケセラセラだつた) を流し走りまわった。仕事はほどほどの観光旅行だった。

 その後、名古屋市のど真ん中にある、ブリヂストンタイヤ名古屋支店に約2年間出向した。
愛知、静岡、三重、岐阜、石川、富山、福井県の担当だったが、酒が旨い気に入ったところだけ巡回していた。

BSモペット チャンピオン

ペタル付きモペット

2サイクルガソリンエンジン 50cc

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富士精密に帰還後、BSモーターは埼玉県上尾市のBSサイクル(ブリヂストンタイヤの子会社)に移管することになり、上尾に行くことになった。
 浦和の旅館に住み込み毎日バスでの送り迎えの毎日が約1年続いた。大宮、浦和、上尾とまたもや毎日のように飲み歩いた。
 原動機付自転車のBSモーターから発展して、モペット「チャンピオン」を、開発したが、あまり売れなかった。

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出口不二彦さんのコメント
バイクの項、面白い。私が入社した頃、中央道路を戸島さんが黒尽くめですっ飛ばしているのをよく見かけました。ちょっと怖くてかっこよかったね。
懐かしい写真がいっぱい、先輩の方々は殆ど故人になられて居るのでしょう。ともかく、いい時代でした。

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